遊戯王環境考察ログ@めがほん

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【遊戯王 考察】天威龍の有用性、汎用性を追求。通常モンスターを擁するテーマとの相性は良いのか?

今回は4月13日発売の「RISING RAMPAGE(ライジング・ランペイジ)」に収録される新テーマ「天威(龍)」について書いていきます。

どうも、めがほんです。

 

天威龍とは?

 

「自分フィールドに効果モンスターが存在しない場合に発動できる。このカードを手札から特殊召喚する。」

という緩々な条件の共通効果で特殊召喚ができてしまうんですね。

この共通効果だけでも汎用性についてはかなりのスペックに思えますが、これに加えて各自固有の効果をもう1つ持っているので、そちらの活用についても注目していきたいですね。

 

 

天威龍の効果

まず、最初に注目していただきたいのが①の効果。これは天威龍モンスターにおける共通効果で、

「自分フィールドに効果モンスターが存在しない場合に発動できる。このカードを手札から特殊召喚する。」

というもの。

効果モンスターさえ存在しなければ条件は満たされるので、先攻1ターン目はもちろん自分フィールドが空の場合にも特殊召喚が可能となります。

相手のフィールドに左右されない特殊召喚ができるので安定感がありますね。

また、効果モンスターでなければ融合・S・X・Lモンスターが存在しても特殊召喚が可能です。

 

②の効果は①に近い条件で各自固有の効果を発動できるもの。

ですが発動条件は「効果モンスター以外の表側表示モンスターが存在する場合」というもの。よって、通常モンスターか効果を持たない融合・S・X・Lモンスターが必要となります。

フィールドががら空きでは効果を使えないものの、効果を持たないモンスターさえ確保できれば、他に効果モンスターが存在しても問題ないという点が強みでしょうか。

 

《天威龍-アーダラ》  

チューナー・効果モンスター
星1/地属性/幻竜族/攻0/守0
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドに効果モンスターが存在しない場合に発動できる。このカードを手札から特殊召喚する。
(2):自分フィールドに効果モンスター以外の表側表示モンスターが存在する場合、手札・墓地のこのカードを除外し、このカード以外の除外されている自分の幻竜族モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを手札に加える。


《天威龍-シュターナ》

効果モンスター
星4/水属性/幻竜族/攻 400/守2000
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドに効果モンスターが存在しない場合に発動できる。このカードを手札から特殊召喚する。
(2):効果モンスター以外の自分フィールドの表側表示モンスターが戦闘・効果で破壊された場合、手札・墓地のこのカードを除外し、その破壊されたモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。その後、相手フィールドのモンスター1体を選んで破壊できる。


《天威龍-マニラ》

効果モンスター
星4/炎属性/幻竜族/攻 600/守1500
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドに効果モンスターが存在しない場合に発動できる。このカードを手札から特殊召喚する。
(2):効果モンスター以外の自分フィールドの表側表示モンスターを対象とする相手の魔法・罠・モンスターの効果が発動した時、手札・墓地のこのカードを除外して発動できる。その発動を無効にし破壊する。


《天威龍-ナハタ》

効果モンスター
星4/風属性/幻竜族/攻 800/守1000
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドに効果モンスターが存在しない場合に発動できる。このカードを手札から特殊召喚する。
(2):効果モンスター以外の自分の表側表示モンスターが相手の表側表示モンスターと戦闘を行う攻撃宣言時に、手札・墓地のこのカードを除外して発動できる。その相手モンスターの攻撃力はターン終了時まで1500ダウンする。


《天威龍-ヴィシュダ》

効果モンスター
星7/闇属性/幻竜族/攻1500/守2500
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドに効果モンスターが存在しない場合に発動できる。このカードを手札から特殊召喚する。
(2):自分フィールドに効果モンスター以外の表側表示モンスターが存在する場合、手札・墓地のこのカードを除外し、相手フィールドのカード1枚を対象として発動できる。そのカードを持ち主の手札に戻す。

 

 

想定される動きは、特殊召喚⇒S・X・L召喚で処理⇒特殊召喚⇒・・・というループ

天威龍自体は効果モンスターです。

なので、手札から①の効果で天威龍を特殊召喚すると、効果モンスターの存在によって2体目以降の天威龍の特殊召喚の邪魔になってしまいます。

 

そこで、登場するのが《天威の拳僧》や《天威の鬼神》といった「天威」Lモンスターを始めとした、「効果を持たないEXデッキのモンスター」です。

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天威Lモンスター3体の内、リンク2の《天威の龍仙女》だけは効果を持っているので一時的に効果を持たないモンスターが途切れる事になりますが、

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《天威の龍仙女》

リンク・効果モンスター
リンク2/炎属性/幻竜族/攻1600
【リンクマーカー:左下/右下】
竜族モンスター2体
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):手札を1枚捨て、自分の墓地の幻竜族モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。
この効果の発動後、ターン終了時まで自分は「天威」モンスター以外のEXデッキから特殊召喚されたフィールドのモンスターの効果を発動できない。
(2):効果モンスター以外の自分の表側表示モンスターが戦闘を行う攻撃宣言時に、
相手フィールドのカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを破壊する。

 

《天威の龍仙女》の効果で幻竜族モンスターを蘇生すれば《天威の鬼神》のリンク召喚して更に継続させる事が可能となっています。

さらに、《天威の龍仙女》の②の効果は効果を持たないモンスターの攻撃宣言がトリガーになっているので、こちらの効果を活かす動きもおもしろそうです。

 

基本的な動きは「天威龍」を特殊召喚⇒S・X・L召喚などで処理⇒次の「天威龍」を特殊召喚というものになります。

EXデッキからの特殊召喚の素材として墓地に「天威龍」が送られることで、②効果の発動条件を整えつつ高ATKのモンスターを立てるというコンボ性のある動きです。

 

 

固有効果の発動について

「天威龍」の②の固有効果もそうですが、「天威」モンスターは全ての効果において名称指定を一切含みません。

固有効果を活用するには、効果を持たないモンスターをフィールドに維持するだけで良いのです。

したがって、あらゆるテーマから効果を持たないモンスターを採用することが出来ます。

 

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Sならガイアナイトやスクラップ・デスデーモン。

LならガイアセイバーやLANフォリンクス。

Xならジェムナイト・パール

融合ならメタルフォーゼ・アダマンテ。

といった具合。

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この中だと、《メタルフォーゼ・アダマンテ》を擁する、「メタルフォーゼ」はメインデッキが通常Pモンスターだらけ、EXデッキにも効果を持たないモンスター多数なので、テーマとしても相性抜群なのではないでしょうか。

 

面白そうなところでは、《簡易融合》で効果を持たない融合モンスターを特殊召喚することで②の効果発動の条件を満たしてしまう、あるいは素材供給を済ませてしまうことも考えられます。

「簡易融合」の画像検索結果

このカード自体が、汎用性の塊のようなものなので、呼び出すモンスターで相性の良さそうなものを選びたいところです。

といっても効果が無い以上、種族くらいでしか比較できないので、

「テセウスの」の画像検索結果

チューナーである《テセウスの魔棲物》が使い道多めで好相性でしょうか。

高レベルのSモンスターを出すもよし、L素材にしても良しですね。

最低限、「天威龍」の②の効果発動条件は満たせます。

 

Sモンスターと言えば《源竜星-ボウテンコウ》の採用も一考の価値がありそう。

「ボウテンコウ」の画像検索結果

《源竜星-ボウテンコウ》自体は効果モンスターなのですが、《天威龍アーダラ》が星1チューナーなんですよね。

そして《天威龍-ヴィシュダ》 を除いて、他の天威龍は星4です。

最近制限緩和されたこともあるし、公式が使わせようとしているのでしょうか?

竜族なので《天威の龍仙女》で使いまわしが可能なことも注目点ですね。

 

チューナーとSチューナーを採用するとなると、EXデッキの都合次第ですが、《水晶機巧ーハリファイバー》も採用圏内に入りますよね。「ハリファイバー」の画像検索結果

 

他にもSチューナーを必要とするSモンスターの《白闘気双頭神龍》も相性が良さそう。「白闘気双頭神龍」の画像検索結果

《白闘気双頭神龍(ホワイト・オーラ・バイファムート)/White Aura Bihamut》

シンクロ・効果モンスター
星10/水属性/魚族/攻3300/守3000
Sモンスターのチューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
(1):自分ターンにこのカードがS召喚に成功した時に発動できる。自分フィールドに「神龍トークン」(魚族・水・星10・攻3300/守3000)1体を守備表示で特殊召喚する。
(2):相手ターンに1度、自分フィールドにトークンがない場合に発動できる。自分フィールドに「神龍トークン」1体を特殊召喚する。
(3):このカードが相手の効果で破壊され墓地へ送られた場合に、自分フィールドに「神龍トークン」が存在していれば発動できる。このカードを守備表示で特殊召喚する。

 

白闘気シリーズの切り札的存在。脅威のATK3300。

注目すべきはトークン生成効果」です。

モンスタートークンはルール上通常モンスターとして扱われますので、天威龍の②の効果発動条件を満たすことが出来るんですね。

星10なので最終盤面には《白闘気双頭神龍》、中継に使うなら《大地の騎士ガイアナイト》や《スクラップ・デスデーモン》が良さそうですね。

 

「白闘気天威」とか「天威メタルフォーゼ」なんてデッキ名を今後見ることになるかもしれませんね。

カッコいい。

いまから楽しみでなりませんね。